症例
COVID-19罹患後に腹痛で発症し診断に難渋したIgA血管炎の日本人男児例
松梨 聡史
1
,
髙砂 聡志
1
,
塩田 翔吾
1
,
山中 暖日
1
,
渥美 ゆかり
2
,
大武 優希
3
,
田中 瑞恵
1
,
瓜生 英子
1
,
山中 純子
1
,
秋山 純一
3
,
七野 浩之
1
,
望月 慎史
1
1国立国際医療研究センター病院小児科
2兵庫県立尼崎総合医療センター小児科
3国立国際医療研究センター病院消化器内科
pp.183-188
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002943
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IgA血管炎は,下肢を中心とした触知可能な紫斑,関節症状(関節痛,関節腫脹),腹部症状(腹痛,下痢,血便)を特徴とし,腎症を合併することのある全身性の小型血管炎である.体内の毛細血管に免疫グロブリンの一種であるIgAが沈着することにより生じ,約半数の症例で溶連菌感染を代表とした上気道感染が先行する.
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