症例
ウパダシチニブ使用中に血清IgE抗体値とTARC値が上昇し高値を持続したアトピー性皮膚炎の1例
池田 茉穂
1
,
濱畑 啓悟
1
,
清益 功浩
2
1神戸市立医療センター中央市民病院小児科
2大阪府済生会中津病院 小児科・免疫アレルギーセンター
pp.91-94
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002917
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アトピー性皮膚炎は,増悪と軽快を繰り返す掻痒を伴う湿疹を主病変とする疾患であり,皮膚炎としては,皮膚バリア機能の低下によるアレルゲンの皮膚への侵入によりアレルギー反応を起こし,2型自然リンパ球やTh2細胞が活性化されている1).アトピー性皮膚炎の病勢を示す指標として血清IgE抗体値,血清thymus and activation-regulated chemokine(TARC)値があり,治療にて低下を示している1).
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