特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
9章 免疫・アレルギー検査
4.好塩基球活性化試験
松井 照明
1
,
伊藤 浩明
1
1あいち小児保健医療総合センター免疫・アレルギーセンターアレルギー科
キーワード:
好塩基球
,
活性化率
,
平均蛍光強度
,
ノンレスポンダー
,
CD203c
Keyword:
好塩基球
,
活性化率
,
平均蛍光強度
,
ノンレスポンダー
,
CD203c
pp.1586-1591
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002861
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IgE依存性の即時型アレルギーの診断においては,特異的IgE抗体の証明が必要である.特異的IgE抗体の確認は,特異的IgE抗体検査,皮膚テスト(プリックテスト,皮内テスト),好塩基球活性化試験(basophil activation test:BAT)のいずれかで確認する必要がある.BATは保険未収載だが株式会社ビー・エム・エル(BML)に検査委託可能である.BATは食物アレルギー1)2),薬物アレルギー3),造影剤アレルギー4),ハチ毒アレルギー5)等での有用性が報告されている6)7).
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