Japanese
English
今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
好塩基球と肥満細胞—類似性と役割の違い
Basophil and mast cells: their similarity and functional difference
久保 允人
1,2
1東京理科大学 生命医科学研究所 分子病態学研究部門 ヒト疾患モデル研究センター
2国立研究開発法人理化学研究所 統合生命医科学研究センター サイトカイン制御研究チーム
キーワード:
肥満細胞
,
好塩基球
,
アレルギー
,
IgE
,
サイトカイン
Keyword:
肥満細胞
,
好塩基球
,
アレルギー
,
IgE
,
サイトカイン
pp.834-840
発行日 2016年8月15日
Published Date 2016/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200901
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●肥満細胞と好塩基球は,IgE抗体に対するFc受容体を有する希少な自然免疫系の顆粒を細胞内に保有する骨髄造血幹細胞由来の細胞である.
●肥満細胞と好塩基球はともにアレルギー反応に関与するなど類似性が高い一方,肥満細胞と好塩基球欠損マウスを使った機能解析から異なる機能的側面の存在が明らかにされてきた.
●本稿では,肥満細胞と好塩基球の類似点と相違点について解説する.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.