特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
9章 免疫・アレルギー検査
3.免疫グロブリン
高里 良宏
1
,
伊藤 浩明
1
1あいち小児保健医療総合センター
キーワード:
免疫グロブリン
,
免疫不全
,
液性免疫
,
食物アレルギー
,
コンポーネント
Keyword:
免疫グロブリン
,
免疫不全
,
液性免疫
,
食物アレルギー
,
コンポーネント
pp.1582-1585
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002860
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乳児期より肺炎や難治性中耳炎の反復罹患,重症化や遷延する感染症,日和見感染を含めてまれな病原体への感染症を認める場合は,原発性免疫不全症を疑う.病歴等から疑われる疾患に応じて,血清免疫グロブリンとともに白血球分画,T細胞B細胞百分率(リンパ球表面マーカー),リンパ球刺激試験,血清補体価などを検査する.また既感染やワクチン実施病原体に対する特異的抗体価測定も有用である.原因遺伝子が確定しているものも多いため,遺伝子検査により確定診断に至る.
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