Ⅱ よりよく診るためのアプローチ 13．成長発達の診察

人が育つ過程を成長と発達という2つの面から評価ができる．かかわる児の特性としてどのように育っているかを知ることはすべての職種に必要なことであり，どのように育ってきたか，育っている状態を評価することで，より健やかに育つことを支援できると考えて評価を継続することが重要である．成長発達を評価判断することは，診断がついて終わりというのではなく，より健やかに育つためのケアのスタートになることである．診断能力は小児科医の基本的能力で有効なケアになるようにマネージメントを図ることが求められている．