特集 日常診療で見落としたくない神経疾患
Ⅰ 説明しにくい症状・軽度の徴候のみのため見逃されやすい疾患
3.うつに伴う睡眠障害
久保田 茂樹
1
,
原田 謙
1
1長野県立こころの医療センター駒ケ根
キーワード:
うつ病
,
睡眠障害
,
子どものこころ専門医制度
Keyword:
うつ病
,
睡眠障害
,
子どものこころ専門医制度
pp.983-987
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002716
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睡眠障害を主訴として精神科を受診する成人は多いが,最近,小児科でも睡眠障害を訴え受診するケースが増えている.社会環境,生活環境の変化,とくに活動する時間が夜間にシフトしている影響も考えられている.うつ病などの精神疾患の1つの症状となっている場合も少なくない.子どもの精神疾患では精神症状より身体症状が前面に出るケースも多く,日常の診療のなかで,精神疾患の存在を常に念頭におきながら鑑別することが重要である.
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