トピックス
2017~2021年に当院で後天性サイトメガロウイルス感染症と診断された超早産児の検討
白川 雄一
1
,
杉山 裕一朗
2
,
鈴木 道雄
1
,
鳥居 ゆか
3
,
伊藤 嘉規
3
,
久保田 哲夫
1
,
服部 哲夫
1
,
加藤 有一
1
1安城更生病院小児科
2日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院小児科
3名古屋大学大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
サイトメガロウイルス
,
後天性サイトメガロウイルス感染症
,
超早産児
,
血小板減少
,
慢性肺疾患
Keyword:
サイトメガロウイルス
,
後天性サイトメガロウイルス感染症
,
超早産児
,
血小板減少
,
慢性肺疾患
pp.525-530
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002576
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
後天性サイトメガロウイルス感染症(pCMV)は敗血症様症状を起こすことが知られているが,超早産児においては不明な点も多い.期間中に当院へ入院した在胎期間22~28週の児を対象に,症候性pCMVと診断された群と検査陰性あるいは検査施行なしの症例を合わせて症候性pCMVなし群とし比較を行った.112例中6例がpCMVと診断された.4例で治療を行い,3例にガンシクロビル,1例に血小板輸血を行っていた.比較では,pCMVありの児はより低体重で,呼吸予後不良であった.在胎期間が短いことや出生体重小さいことがリスク因子の可能性がある.
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.