特集 小児科医に求められるスポーツ医学の知識
11.ジュニアアスリートとアンチ・ドーピング
鈴木 秀典
1
1日本医科大学名誉教授
キーワード:
禁止表国際基準
,
禁止物質
,
世界アンチ・ドーピング規程
,
治療使用特例
,
要保護者
Keyword:
禁止表国際基準
,
禁止物質
,
世界アンチ・ドーピング規程
,
治療使用特例
,
要保護者
pp.1142-1147
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002315
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スポーツにおける世界共通のルールとして世界アンチ・ドーピング規程があり,これに基づいてアンチ・ドーピング活動が行われている.16歳に満たないアスリートに対しては,「要保護者」として彼らを守る配慮がなされている.一方,スポーツにおいて禁止される物質や方法は,禁止表国際基準によって定められているが,年齢にかかわらず共通である.禁止物質には小児科領域において汎用される医薬品も含まれている.心身ともに成長過程であることから,ジュニアアスリートに対しては,医療従事者を含めた周囲の手厚い支援が必要である.
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