Japanese
English
特集 東京2020パラリンピックとリハビリテーション医療のこれから
3 東京2020パラリンピックを迎えて—障がい者スポーツにおけるアンチ・ドーピング活動
The Anti-doping Activity in the Para-sports
草野 修輔
1
Shusuke Kusano
1
1東京保健医療専門職大学
キーワード:
アンチ・ドーピング
,
パラアスリート
,
禁止物質
,
ブースティング
,
治療使用特例
Keyword:
アンチ・ドーピング
,
パラアスリート
,
禁止物質
,
ブースティング
,
治療使用特例
pp.497-500
発行日 2020年6月18日
Published Date 2020/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 ドーピングは,スポーツ活動において競技能力を高める目的で不正に薬物を使用するか,不正な方法を用いることを指し,世界アンチ・ドーピング規程で,アンチ・ドーピング規則違反として10個の項目が定義されている.パラアスリートにおいても同じ規程が適応される.過去の国際大会での薬物使用者は約70%と高率であり,パラリンピック前に行った参加選手の使用薬物調査では,禁止薬物使用割合は,アテネ大会30.2%,北京大会16.7%,ロンドン大会5.7%であった.パラアスリートにおいては,視覚障害者,知的障害者,未成年者も多いため,禁止物質使用がある場合には,対象選手に通知文書を郵送し,対処方法の指導を行っている.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.