特集 小児医療,移行医療への公的支援――制度の概念と具体的な運用
1.小児領域の公費負担医療制度
江崎 治朗
1
1厚生労働省健康局難病対策課課長補佐
キーワード:
小児慢性特定疾病
,
移行期医療
,
指定難病
,
特別児童扶養手当
,
育成医療
Keyword:
小児慢性特定疾病
,
移行期医療
,
指定難病
,
特別児童扶養手当
,
育成医療
pp.475-482
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002154
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
公費負担医療制度は,個々の法律等に基づき,特定の人々を対象として国や地方公共団体が医療給付を行うものである.小児科診療においては,公費負担医療の診断書の作成を求められることも多い.本稿では,まず都道府県や市町村が行う「子どもの医療費助成制度」について紹介する.また,慢性疾患の小児科診療においてとくに重要と考えられる「小児慢性特定疾病」(移行期医療を含む)について説明するとともに,他制度(指定難病,特別児童扶養手当,育成医療)の概要を紹介する.
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.