綜説
鹿児島県西之表市の予防接種における新型コロナウイルス感染症の影響
岡田 聡司
1
,
森山 瑞葵
1
,
光延 拓朗
2
,
西 順一郎
3
,
岩元 二郎
1
1社会医療法人義順顕彰会種子島医療センター小児科
2鹿児島市立病院小児科
3鹿児島大学大学院医歯学総合研究科微生物学分野
キーワード:
COVID-19
,
予防接種
,
接種控え
,
キャッチアップ
,
西之表市
Keyword:
COVID-19
,
予防接種
,
接種控え
,
キャッチアップ
,
西之表市
pp.321-327
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002105
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大により,小児の予防接種率の低下が世界的に問題となった.国内でもCOVID-19流行下での予防接種の調査が行われ,予防接種の接種数が低下していたことが報告された.今回,COVID-19流行から1年以上が経過し,鹿児島県西之表市において予防接種の推移を調査した.県内でCOVID-19感染者確認時には一時的に接種数が低下したものの,その後,すべてのワクチンでキャッチアップされていた.COVID-19流行下においても小児の予防接種は不要不急ではなく,小児科医が継続して予防接種の勧奨を行っていくことが重要である.
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