特集 子どもの性別違和とセクシュアルマイノリティ
6.性別違和・セクシュアルマイノリティの子どもにおける保育所・学校生活での問題
中山 浩
1
1川崎市こども家庭センター
キーワード:
児童期
,
性別違和
,
性的指向
,
相談体制
Keyword:
児童期
,
性別違和
,
性的指向
,
相談体制
pp.43-49
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002039
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児童期の性別違和・セクシュアルマイノリティについては,ようやく社会的認知が高まってきたところであり,実態は不明な点が多い.今後,各地域で積極的に所属の教員や専門職が支援に取り組むことで状況が理解でき,支援の内容も洗練され,効率的な支援が可能になる.現在,各地域の当事者と学校などの所属の支援者や専門家の間では,相互の情報の乏しさから連携や協力関係がとれていない場合が多い.そのため,小児科医,園医,校医などの児童の所属に近い立場の医療者が主導して,発達段階に応じた支援方法を模索し,地域での支援体制を検討していくことが求められている.
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