Japanese
English
特集 医療スタッフが知っておきたい性的マイノリティと医療
性別違和,トランスジェンダーにおけるホルモン療法
Hormone therapy for gender dysphoria and transgender
石原 理
1
Osamu ISHIHARA
1
1埼玉医科大学産科婦人科学
キーワード:
性別違和
,
エストラジオール
,
テストステロン
,
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アナログ
Keyword:
性別違和
,
エストラジオール
,
テストステロン
,
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アナログ
pp.256-259
発行日 2021年10月23日
Published Date 2021/10/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27904256
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性別違和,トランスジェンダーに対するホルモン療法の必要性・有用性などはすでに確立しているが,現時点で十分なエビデンスがあるわけではない.したがって,副作用などに十分留意のうえ,各当事者の希望する到達点に合わせて,エストロゲンまたはアンドロゲン製剤による個別化した治療を行うのが妥当と考えられる.また,当事者が思春期にある場合,性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アナログによる二次性徴抑制療法について提案し,ホルモン療法の開始まで診断と介入を暫定的に留保することも可能である.
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