特集 小児科サブスペシャルティ領域の専門医制度のこれから
8.てんかん専門医の現状とこれから
小林 勝弘
1,2
1岡山大学学術研究院医歯薬学域小児医科学分野発達神経病態学領域
2岡山大学病院小児神経科
キーワード:
てんかん専門医
,
多領域
,
サブスペシャルティ
,
てんかん治療医療連携協議会
Keyword:
てんかん専門医
,
多領域
,
サブスペシャルティ
,
てんかん治療医療連携協議会
pp.1530-1534
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001979
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てんかんは日本全国で患者数が約100万名と推定される有病率の高い疾患であり,小児に多い疾患であるため小児科領域の医師の役割は大きい.一方,てんかんの多面性を反映して脳神経内科,精神科,脳神経外科の各領域もそれぞれ重要で,各領域に基盤を有するてんかん専門医ならびに関連する医師・医療関係者が連携をとりつつ,患者の診療と福祉などに貢献している.1999年に開始したてんかん専門医制度であるが,専門医の総数は793名であり患者数に比較していまだ少なく,またわが国の専門医制度全体のなかでどのように位置づけられるかなど未決定の点も多いので,いっそうの制度的確立と拡充が必要である.
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