特集 小児科サブスペシャルティ領域の専門医制度のこれから
7.周産期のうち新生児領域
高橋 尚人
1
1東京大学医学部附属病院小児・新生児集中治療部
キーワード:
新生児専門医
,
周産期専門医
,
専門医広告
,
日本周産期・新生児医学会
Keyword:
新生児専門医
,
周産期専門医
,
専門医広告
,
日本周産期・新生児医学会
pp.1523-1529
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001978
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日本周産期・新生児医学会が運営する周産期専門医制度の最大の特徴は,基本領域が異なる2つの産婦人科専門医と小児科専門医で構成される点である.このようなサブスペシャルティ領域は他にはみられない.周産期(新生児)専門医は2004年から専攻医研修を開始し17年目を迎えており,周産期(新生児)専門医は広告可能な専門医として認定されている.周産期専門医は2つのまったく異なるカリキュラムをもつ専門医により構成されることから,まだ機構認定を目指す申請に至っていない.周産期(新生児)専門医が今後,機構認定を目指すかどうか微妙な状況におかれているが,その申請や恒久的な広告可能専門医を目指すとした場合,新生児専門医の部分を産科部分と切り離し,学会内の2つの独立した専門医とする方向に進むしかないと考えられる.
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