特集 With COVID-19時代のシミュレーション教育・オンライン診療
Ⅰ シミュレーション教育
3.遠隔シミュレーションによる学生教育
太田 邦雄
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系医学教育研究センター
キーワード:
医学教育
,
遠隔シミュレーション
,
小児急性期医療
,
チームワーク・コミニュケーション
,
ハイブリッド・シミュレーション
Keyword:
医学教育
,
遠隔シミュレーション
,
小児急性期医療
,
チームワーク・コミニュケーション
,
ハイブリッド・シミュレーション
pp.328-335
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001685
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金沢大学小児科では医学卒前教育における臨床実習で,バイタルサインを忠実に再現できる高規格シミュレータを遠隔操作して,指導者が遠隔にいながら学生を指導する遠隔シミュレーションを10年以上にわたり継続し,小児急性期医療における手技のみならずコミュニケーション・スキルの向上にも効果を上げている.また対面実習が限られている現在も,学習者の一部がオンライン参加する形式で継続している.With COVID-19時代の医学教育においては,患者と学習者や指導者間の非接触化が求められるが,今後さらに環境に応じた設定が可能なオンライン,オンサイトを組み合わせたハイブリッド・シミュレーションの発展が期待される.
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