特集 小児輸液revisited―“いつもの輸液” を見直そう
Ⅱ 各論
10.熱中症
植松 悟子
1
1国立成育医療研究センター救急診療科
キーワード:
ベッドサイド心臓超音波検査
,
循環障害
,
輸液負荷
Keyword:
ベッドサイド心臓超音波検査
,
循環障害
,
輸液負荷
pp.168-173
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001632
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小児では解剖学的,生理学的に熱中症を発症しやすく,かつ重症になりやすい.加えて,学校や地域での活動として暑熱環境で長時間に及ぶ激しい運動をする機会も多い.しかし,熱中症の治療は対症療法が主体である.医療機関に受診後にも,重症度が進行する可能性があること,また,治療の中心となる輸液負荷による病態の悪化,合併症も多く,継続的なモニタリングと評価の反復が必須であり,集中的な全身管理を要する.
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