特集 肺に淡い陰影が広がっていたらどう診断するか?
循環障害を考えてみるとき
神谷 武志
1
,
藪内 英剛
2
,
鷺山 幸二
1
,
山崎 誘三
3
,
松浦 由布子
1
,
日野 卓也
1
,
筒井 聡一郎
1
,
本田 浩
1
1九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
2九州大学大学院医学研究院保健学部門
3九州大学大学院医学研究院分子イメージング・診断学講座
キーワード:
循環障害
,
肺水腫
,
静水圧性肺水腫
,
CT
Keyword:
循環障害
,
肺水腫
,
静水圧性肺水腫
,
CT
pp.431-438
発行日 2019年3月25日
Published Date 2019/3/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001086
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
すりガラス影の鑑別診断のひとつに,循環障害に伴う肺水腫(静水圧性肺水腫)が挙げられる.鑑別点としては小葉間隔壁肥厚や小葉内網状影,気管支血管束肥厚の併存,肺門側や荷重部優位の分布,心拡大,胸水,心嚢水の存在,速い経過が重要である.本稿では,静水圧性肺水腫の画像所見と,その成り立ちについて概説する.
Copyright © 2019, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.