特集 小児輸液revisited―“いつもの輸液” を見直そう
Ⅱ 各論
9.腎機能障害
井口 智洋
1
,
幡谷 浩史
2
1慶應義塾大学医学部小児科
2東京都立小児総合医療センター総合診療科
キーワード:
AKI
,
CKD
,
体液量
,
In-Out
Keyword:
AKI
,
CKD
,
体液量
,
In-Out
pp.162-167
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001631
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腎機能障害を有する児に対する輸液療法は,病態により必要とする輸液の組成・量が異なるため定型化することは困難である.まずは病歴や身体所見,検査所見などから腎機能障害の原因・病態を把握する.次に体液量や血液・尿電解質により輸液前の状態を評価し,輸液計画を立てる.輸液開始後に体液量・血液・尿電解質をモニタリングし,動的な変化に対応していくことが肝要である.
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