特集 真夏の診察室
夏に悪化しやすい症状・疾患とその予防・管理
夏の慢性腎臓病(CKD)管理は難しい?
寺下 真帆
1
1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
慢性腎臓病
,
CKD
,
透析
,
急性腎障害
,
AKI
Keyword:
慢性腎臓病
,
CKD
,
透析
,
急性腎障害
,
AKI
pp.1278-1279
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227080
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Point
◎腎障害のある患者では,体液量・血圧のバランスが崩れやすい.
◎夏季においては,不感蒸散・発汗の増加による体重減少,さらに血管拡張も加わって血圧低下をきたしやすく,透析患者ではドライウェイト(DW)や内服薬の調整が必要となる.
◎また,透析導入前の保存期慢性腎臓病(CKD)においても,体液量・血圧の変化から急性腎障害(AKI)をきたしやすいため,特に利尿薬・レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服には注意する.
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