特集 小児科専攻医必携 専門検査・治療実施マニュアル
3.小児の透析・血漿交換
三浦 健一郎
1
,
服部 元史
1
1東京女子医科大学腎臓小児科
キーワード:
急性血液浄化療法
,
血液透析
,
腹膜透析
,
血漿交換
Keyword:
急性血液浄化療法
,
血液透析
,
腹膜透析
,
血漿交換
pp.1057-1068
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001406
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透析,血漿交換はネフローゼ症候群や末期腎不全だけでなく,溶血性尿毒症症候群や川崎病などのcommon diseaseにおいても必要となる場合があり,一般小児科医もその適応や施行法の概要を知っておく必要がある.体外循環による急性血液浄化療法や血漿交換においてはバスキュラーアクセスの適切な選択と留置が重要であり,患児の状態に応じた治療モード(間欠的血液透析,持続的血液透析など)を選択する必要がある.維持透析(血液透析,腹膜透析)においては,腎移植も含めそれぞれの利点・欠点を把握し,生涯を見据えた治療計画を立てる必要がある.いずれの場合も看護師,臨床工学士などを含めたさまざまな職種の協力が必須である
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