特集 Down症を見つめる
3.消化器疾患
髙橋 翼
1
1日本医科大学武蔵小杉病院周産期・小児医療センター小児外科
キーワード:
Down症
,
消化器疾患
,
手術
Keyword:
Down症
,
消化器疾患
,
手術
pp.17-19
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000725
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Down症では合併奇形の発生率が高いことが知られており,心疾患,消化器疾患,筋骨格系奇形,泌尿器疾患,呼吸器疾患,眼科系疾患,血液疾患と多彩である.Down症に合併する消化器疾患の発生頻度は4~10%であり,そのなかでも十二指腸閉鎖が最も多く,鎖肛や食道閉鎖などとともに新生児期に手術を要する疾患が多い.それらの疾患には特有の特徴があるため,それぞれについて熟知しておく必要がある.また,心奇形の合併が高率に認められるため,症例ごとに治療方針を決定しなければならない.
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