特集 小児医療における診断・治療の進歩2018
Ⅰ.診断技術
12.小児死亡事例におけるオートプシー・イメージング(Ai)
石田 尚利
1
,
五ノ井 渉
1
,
白田 剛
1
,
田島 拓
1
,
大熊 ひでみ
1
,
和田 智貴
1
,
渡邉 祐亮
1
,
阿部 修
1
1東京大学医学部放射線医学
キーワード:
オートプシー・イメージング
,
Ai
,
死亡時画像診断
,
死後画像診断
,
死因究明
Keyword:
オートプシー・イメージング
,
Ai
,
死亡時画像診断
,
死後画像診断
,
死因究明
pp.1705-1712
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000664
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オートプシー・イメージング(Ai)とよばれる死亡時画像診断は社会的に認知されつつあり,本邦では主にCT検査が用いられている.Ai画像には死後の生体恒常性破綻を反映した死後変化や蘇生術後変化といった生体ではみられない所見があり,Ai特有の画像所見を把握することが読影には不可欠である.また,Aiは生前の病態や死因の推定に一定の有用性を備えるが,この限界点についても認識し,生前の情報を勘案して過大評価に至らないよう適切に画像を解釈する必要がある.
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