Laboratory Practice 〈診療支援〉
オートプシー・イメージングの現状
清水 一範
1
,
本村 真理
1
,
江澤 英史
1
1放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院臨床検査室
pp.1270-1273
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102279
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はじめに
オートプシー・イメージング(autopsy imaging,Ai)とは,大きな意味で死体画像診を示す.死体にCT(computed tomography),MRI(magnetic resonance imaging)などの画像診断装置で検索を行い,その後解剖が行われた場合には,その解剖情報と併せ死体から総合的により多くの医学情報を引き出すことを目的とした検査方法である.Aiは死亡時医学検索の一構成要素であり,その検索方法をAi(非侵襲性)→解剖(侵襲性)と序列化し系統化することに大いなる意義がある.
近年,時津風部屋力士死亡事件などで異状死における死因解明システムの不備が社会問題となり,死因解明におけるAiの有効性が期待されている.本稿ではAiの現状について述べる.
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