症例
出生時に口腔内腫瘍を認め先天性エプーリスと診断した1例
大崎 雅則
1
,
大谷 祐介
1
,
内田 亨
1
,
櫻井 伸晴
1
,
平澤 邦夫
1
,
池田 理恵
2
,
高橋 茂樹
2
1 深谷赤十字病院小児科
2 同小児外科
キーワード:
新生児
,
口腔内腫瘍
,
先天性エプーリス
,
顆粒細胞腫
Keyword:
新生児
,
口腔内腫瘍
,
先天性エプーリス
,
顆粒細胞腫
pp.1593-1596
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000638
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
エプーリスとは歯肉に生じる良性限局性腫瘍の総称であり,反応性もしくは炎症性の増殖物である.先天性エプーリスは生下時より認められるきわめてまれな疾患である1).好発部位は前歯部歯槽堤で,男女比は海外では女児が8倍,国内では女児が2.6倍と報告されている2)3).今回,哺乳・閉口障害を伴う先天性エプーリスの1例を経験したため,文献的考察を加え報告する.
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.