Japanese
English
臨床報告
先天性十二指腸閉鎖症に合併した先天性膵嚢胞の1例
A case of congenital pancreatic cyst combined with congenital duodenal obstruction
長田 裕典
1
,
藤村 治彦
1
,
武田 功
1
,
土岐 彰
1
,
笹岡 和雄
1
,
徳岡 裕文
1
1高知県立中央病院外科
キーワード:
膵嚢胞
,
先天性十二指腸閉鎖症
,
新生児
Keyword:
膵嚢胞
,
先天性十二指腸閉鎖症
,
新生児
pp.689-692
発行日 1993年5月20日
Published Date 1993/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901171
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はじめに
膵嚢胞はしばしば経験する疾患であるが,小児の真性膵嚢胞はきわめてまれである.また,十二指腸閉鎖症は先天性腸閉塞症のなかでも発生頻度が高く,合併奇形や低出生体重児が多い.さらに,膵胆管開口部に近いという解剖学的特殊性から,診断・治療を困難にする場合がある.今回,われわれは,完全離断型十二指腸閉鎖症を合併した先天性真性膵嚢胞の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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