社会小児科学
子ども虐待―子どもシェルターの現場から
-~カリヨン子どもセンターの活動~
坪井 節子
1
1社会福祉法人カリヨン子どもセンター理事長 弁護士
キーワード:
今晩帰るところのない子どもたち
,
傷つけられた子どもの権利回復
,
子どもの人権保障の三本の柱
,
多機関のスクラム連携
,
子どもに寄り添う
Keyword:
今晩帰るところのない子どもたち
,
傷つけられた子どもの権利回復
,
子どもの人権保障の三本の柱
,
多機関のスクラム連携
,
子どもに寄り添う
pp.1335-1341
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000577
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2004年,虐待や非行などの困難を抱え,今晩泊まるところのない10代後半の子どもたちの緊急避難場所として,カリヨン子どもセンターが生まれた.弁護士,児童福祉司のほか,少年司法,医療,心理,学校,雇用などにかかわるさまざまな立場のおとなたちが,子どもの権利保障を基軸にしたスクラム連携により,子どもの命を支える活動である.シェルターの必要性,開設の契機となったお芝居「もがれた翼」,開設までの道のり,運営の理念と困難,そしてシェルターにたどり着いた子どもたちの姿,子どもシェルターの全国的な展開,今後の課題について述べ,困難を抱える子どもたちに寄り添うとはどういうことであるかを考える.
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