特集 小児科医のための新しい画像診断の知識
10.13N-アンモニアPET
深澤 隆治
1
,
桐山 智成
2
1日本医科大学小児科
2日本医科大学放射線科
キーワード:
13N-アンモニアPET
,
心筋血流
,
心筋血流予備能
,
川崎病
,
心筋虚血
Keyword:
13N-アンモニアPET
,
心筋血流
,
心筋血流予備能
,
川崎病
,
心筋虚血
pp.1045-1052
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000516
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心筋血流を定量的に評価可能な13N-アンモニアPET検査が,2012年4月から保険適用となっている.心筋血流SPECTよりもガンマ線への感度や空間分解能が高く高精細な画像が得られ,かつ低被曝で検査を行えるため,小児における有用性が期待される.しかしながら,トレーサである13N-アンモニア合成には施設内にサイクロトロンが必要となる等,導入までの敷居は高い.本稿では13N-アンモニアPETの原理とその特徴,実際の検査方法を述べる.さらに,臨床での小児での症例を提示しつつ,13N-アンモニアPET検査の有用性と限界を概説する.
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