目で見る小児科
ステロイド治療後の反応性胸腺過形成
和田 英男
1
,
中西 智樹
1
,
宮澤 英恵
1
,
池野 郁
1
1公立能登総合病院小児科
pp.967-968
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000503
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既往歴:8カ月前に急性リウマチ熱に罹患し,体重増加や眼瞼浮腫,心嚢水貯留,一過性の僧帽弁逆流,左室駆出率低下等心炎症状があった.プレドニゾロン(PSL)2mg/kgで治療が開始され,症状は速やかに改善した.PSLは開始2週間後より漸減され,合計12週間投与された.PSL終了1カ月後の胸部単純X線写真で心胸郭比は50%であった(図1).
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