特集 発達障害―小児科での具体的な診かたと多職種連携
15.発達障がい児の療育と地域ケアシステム
-―小児科医が知っておくべきこと
末光 茂
1,2
,
河本 茂美
2
,
今出 大輔
2
1川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科
2社会福祉法人旭川荘
キーワード:
発達障がい児の特性への気づき
,
家族支援
,
療育の場の創出
,
地域を知りつながる
Keyword:
発達障がい児の特性への気づき
,
家族支援
,
療育の場の創出
,
地域を知りつながる
pp.923-929
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000490
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社会福祉法人「旭川荘」が岡山県(人口約200万人)で担ってきた役割を整理した結果から,地域特性に応じて発達障がい児とその家族へのケアシステムを構築するうえで必要な視点は,① 自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害の特性への早期の気づきと発達支援 ② 家族の子育て支援 ③ 地域の実情に応じた療育(発達支援と家族支援)の場の創出 ④ 義務教育への移行支援であり,⑤ 小児科医は地域の資源を知り,それらとつながりながら,成長を診ることの重要性が明らかとなった.その歴史と概要ならびに課題を紹介した.
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