特集 思春期を診る!
Ⅱ章 小児科医が行う思春期診療─どう診るか?どこまで診るか?
10 こどもの強迫性障害の治療と鑑別
佐々木 剛
1
T. Sasaki
1
1千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部
キーワード:
強迫性障害
,
児童精神科
,
SSRI
,
認知行動療法
,
OCD
Keyword:
強迫性障害
,
児童精神科
,
SSRI
,
認知行動療法
,
OCD
pp.536-541
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000432
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強迫性障害/強迫症(Obsessive-Compulsive Disorder:OCD)は,強迫観念,強迫行為,またはその両方の存在の結果,臨床的・社会的な障害を引き起こす.一方こどものOCDでは行動や心の中の行為の目的をはっきり述べることができないことがある.OCDの診断・評価・背景理解の大きな変遷を認める中,こどものOCDに対する適切な治療とは何か,よくある訴え(典型的症例),鑑別疾患,一般小児科医がどう診るか・どこまで診るべきか(限界),精神科・児童精神科への紹介時の注意点につき,文献的考察をもとに報告する.
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