特集 日常診療で問題となる小児の機能性疾患
1.起立性調節障害OD
高橋 一浩
1
1木沢記念病院小児科
キーワード:
日本小児心身医学会ガイドライン
,
生体リズム
,
漢方
,
ブリーフセラピー
Keyword:
日本小児心身医学会ガイドライン
,
生体リズム
,
漢方
,
ブリーフセラピー
pp.235-241
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000363
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ここでは筆者が目指しているOD診療,すなわち,2段階に分かれているODガイドライン(一般診療向けと専門医向け)を橋渡しするような診療を紹介する.まず,ODをより広い概念でとらえ,体と心の間にある自律神経の失調(心 “神” 症)と考える.症状を心や体のせいにしないので,疾病利得により小児の成長を阻害せず,かつ,母親による家族療法もしやすくなると思う.ODの枠にはめるのではなく,どこを動かせば全体がスムーズに動きやすくなるのかを考える.
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