特集 新生児・乳児消化管アレルギーの臨床と病型分類
1.疾患概念
野村 伊知郎
1
1国立成育医療研究センター免疫アレルギー・感染研究部,アレルギー科
キーワード:
新生児・乳児消化管アレルギー
,
非IgE依存性アレルギー
,
非即時型アレルギー
,
好酸球性胃腸炎
,
クラスター分類
Keyword:
新生児・乳児消化管アレルギー
,
非IgE依存性アレルギー
,
非即時型アレルギー
,
好酸球性胃腸炎
,
クラスター分類
pp.123-128
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000333
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新生児・乳児消化管アレルギーは,新生児期・乳児期に食物抗原が原因となり,消化管で非IgE依存性アレルギー炎症を起こす疾患の総称である.嘔吐,下血などの症状を呈することが多いが,体重増加不良のみの場合もある.6%は重症である.発症にIgEを必要とせず,牛乳特異的IgE抗体は検出されないことも多い.本疾患の意味をできるだけすみやかに理解できるよう,包括的に説明をさせていただく.
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