特集 新生児・乳児消化管アレルギーの臨床と病型分類
3.クラスター分類
高増 哲也
1
1神奈川県立こども医療センターアレルギー科
キーワード:
新生児・乳児消化管アレルギー
,
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸炎
,
クラスター分類
,
non-immunoglobulin E-mediated gastrointestinal food allergy
,
non-IgE-mediated gastrontestinal food allerge
Keyword:
新生児・乳児消化管アレルギー
,
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸炎
,
クラスター分類
,
non-immunoglobulin E-mediated gastrointestinal food allergy
,
non-IgE-mediated gastrontestinal food allerge
pp.137-142
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000335
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新生児期,乳児期に主にミルク摂取後に血便,嘔吐などの消化器症状をきたす現象がみられるようになり,患者数が急増している.現在では新生児・乳児消化管アレルギー,新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸炎,non-IgE-mediated gastrointestinal food allergyが同義語で用いられている.欧米の3つの分類はわが国ではそぐわない面があるため,野村らは新たにクラスター解析を行い,嘔吐と血便の有無により4つに分類した.この方法は容易に分類できるだけでなく,それぞれのおおまかな病変部位を特定することも可能で,臨床的に非常に有用である.わが国では現在このクラスター分類を用いることが一般的となっている.
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