特集 小児診療ガイドラインのダイジェスト解説&プログレス
アレルギー
4.新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症(炎)(新生児・乳児消化管アレルギー)
山田 佳之
1
1群馬県立小児医療センター
キーワード:
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
,
新生児・乳児消化管アレルギー
,
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症診療ガイドライン
Keyword:
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
,
新生児・乳児消化管アレルギー
,
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症診療ガイドライン
pp.487-491
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001276
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嘔吐,下痢,下血,体重増加不良などの消化器症状のある新生児あるいは乳児(2歳未満)において本症を疑い,推定原因食物による経口負荷試験が確定診断となるが,すぐに経口負荷試験が行えない場合もあるので補助診断検査あるいは診断的治療(除去試験)も参考にして診断を行う(CQ1).そのうえで診断とともに重症度を判断し,それに合わせて治療(除去)の強度を決定する(CQ2),そして予後良好な疾患ではあるが,母親の栄養指導も含め,即時型の食物アレルギーでもしばしばいわれるように過度の除去にならないよう適切に負荷試験を行い,解除を目指す(CQ3)流れになる(図).
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