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特集 最近のBehçet病
Topics1
Behçet病病態のトピックス:MHC-I-opathyやクラスター分類を交えて
Topics in Behçet's disease pathogenesis ; with MHC-I-opathy and cluster analysis
桐野 洋平
1
Yohei Kirino
1
1横浜市立大学大学院医学研究科幹細胞免疫制御内科学
1Department of Stem Cell and Immune Regulation, Yokohama City University Graduate School of Medicine
キーワード:
Behçet病
,
MHC-I-opathy
,
クラスター分類
Keyword:
Behçet病
,
MHC-I-opathy
,
クラスター分類
pp.958-961
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003952
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●近年Behçet病(Behçet's disease:BD)のぶどう膜炎が減少し,腸管型が増加している.
●遺伝学的解析により,BDと乾癬・強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis:AS)との類似性が見出され,MHC-I-opathyの概念が提案された.
●BDのクラスター分類により,5つの疾患亜型が同定された.
●新しい治療薬の開発のために,Behçet病,乾癬,強直性脊椎炎などの臨床的特徴が共通している複数の疾患を合わせて新たな疾患集団をつくる方法(MHC-I-opathyの提唱)や,1つの疾患の中から臨床的特徴に基づいて亜型を同定する方法(クラスター解析)が考えられるが,いずれの方法が患者にとってメリットがあるのかを決定するにはさらなる研究が必要である.
(「ポイント」より)
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