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English
特集 超高齢社会における手外科疾患の治療
母指CM関節症に対する関節形成術
Arthroplasty for thumb carpometacarpal joint osteoarthriris
加地 良雄
1
,
山口 郁子
1
,
山口 幸之助
2
,
岡 邦彦
2
,
宮本 瞬
2
,
石川 正和
2
Yoshio KAJI
1
,
Konosuke YAMAGUCHI
2
1キナシ大林病院,手外科診療センター
2香川大学医学部,整形外科
キーワード:
Thumb carpometacarpal joint
,
Osteoarthritis
,
Arthroplasty
Keyword:
Thumb carpometacarpal joint
,
Osteoarthritis
,
Arthroplasty
pp.1467-1473
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003193
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要旨:母指CM関節症に対する関節形成術は保存療法に抵抗性のEaton分類stage Ⅱ以上,特にstage Ⅲ以上の症例が適応とされていることが多い。関節形成術の種類は大まかにはhematoma distraction arthroplasty,suspensionplasty,ligament reconstruction with tendon interposition arthroplastyの3つがある。どの手術を選択するかは術者の好みによるところが大きいが,いずれの術式も絶対的な優位性を示せているわけではない。さらにはsuture buttonや鏡視下法などの登場により,術式は修飾され,手術の種類はより複雑になっている。これらの術式や種々の修飾の特徴や利点を十分に理解した上で術式選択を行っていく必要がある。
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