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特集 骨折治療の現在地を知る!
Ⅱ.外傷治療のシステム
新百合ヶ丘総合病院外傷再建センターの目指すもの
Aim of the Trauma Reconstruction Center at Shin-Yurigaoka General Hospital
松下 隆
1
Takashi MATSUSHITA
1
1新百合ヶ丘総合病院,外傷再建センター
キーワード:
Trauma reconstruction
,
Collaboration with trauma resuscitation center
,
Helicopter transportation
Keyword:
Trauma reconstruction
,
Collaboration with trauma resuscitation center
,
Helicopter transportation
pp.447-448
発行日 2024年4月30日
Published Date 2024/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002954
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新百合ヶ丘総合病院の外傷再建センターでは,あらゆる外傷を対象として機能再建手術を行っている。二次救急病院であることから,外傷患者の機能再建に軸足を置いているが,センター内に腹部外傷外科医を配置し,院内には頭部外傷,脊椎外傷,胸部外傷のスペシャリストもいるので,かなりの重症外傷(いわゆる2.5次外傷)にも対応している。重症外傷患者も受傷後1~3日経過すれば多くの場合,全身状態は安定し,ヘリコプターで搬送することが可能になることが多い。2024年春からはヘリコプターを所有し,いくつかの三次救命救急センターと連携して,より広い地域の外傷患者の機能再建を行う予定である。将来的には三次救命救急センターの認定取得を目指しており,そうなった時にはどのような重度外傷も受け入れ,救命から機能再建,リハビリテーションまで一貫して治療が行えるドイツ並みの総合外傷センターを実現したいと考えている。
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