コーヒーブレイク
佐渡ヶ島慕情
屋形 稔
1
1新潟大学
pp.1124
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100278
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新潟には40年近く前から大学検査部を軸にして県医師会,県技師会の協同で臨床検査センター協議会が年2回もたれ,私も永年顧問を務めている.今年の3月に70回集会があり,今迄は悉く精度管理,学術研修が主体であったが初めて篠笛の狩野泰一,津軽三味線の福居典美の両名手を揃えてデュオコンサートが企画された.お二人の発案で,大雨,台風,大地震から立ちあがるべく“元気だしてゆこう! 新潟”のスローガンで半日を享受した.
福居氏は津軽三味線では2年連続女性チャンピオンに輝いた人で,舞台姿もスラリとしていたが懇談会で真近に坐ると目を奪われる美人であった.狩野氏は外国公演が永いが,1987年から暫く佐渡の劇団「鼓童」のメンバーとして島暮しもした方で,篠笛を主に能管,尺八,三味線,打楽器など多才で,お二人の迫力に魅せられた.狩野氏と隣席になり雑談したが,佐渡の文化にも傾倒している様子がよく判った.
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