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特集 変形性足関節症の最新の治療
変形性足関節症に対する鏡視下足関節固定術
Arthroscopic ankle arthrodesis for ankle osteoarthritis
雜賀 建多
1
,
大橋 秀基
2
,
堀田 昌宏
3
Kenta SAIGA
1
,
Hideki OHASHI
2
,
Masahiro HORITA
3
1岡山大学整形外科,運動器スポーツ医学講座
2神野病院,整形外科
3岡山市立市民病院,整形外科
キーワード:
Arthroscopic ankle arthrodesis
,
Open ankle arthrodesis
,
Ankle osteoarthritis
Keyword:
Arthroscopic ankle arthrodesis
,
Open ankle arthrodesis
,
Ankle osteoarthritis
pp.265-272
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002901
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要旨:末期変形性足関節症に対する足関節固定術は,人工関節置換術の適応とならない例に対して行われる。足関節固定術は鏡視下法と直視下法に大別されるが,当科ではその低侵襲性による利点の多い鏡視下法を積極的に行っている。しかし,鏡視下法においても遷延癒合・偽関節を8足(7.6%)に認めた。その適応基準は変形を徒手矯正できることであるが,超重度変形例や麻痺例では,徒手矯正が可能であっても,より強固な固定が可能な直視下法を選択すべきである。適切な術式選択,遷延癒合や偽関節のリスクを軽減するスクリューの挿入方法,無理のない術後リハビリテーションなどにより合併症の回避に努めている。
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