Japanese
English
臨床
プレカット法を用いたPS型TKAにおけるバーチャルギャップと術中キネマティクス評価
Virtual gap and intraoperative kinematics in posterior stabilized total knee arthroplasty in using pre-cut technique
濱岡 航大
1
,
池田 康利
2
,
岡田 葉平
3
,
塩泡 孝介
3
,
寺本 篤史
3
,
山下 敏彦
3
Kodai HAMAOKA
1
,
Yasutoshi IKEDA
2
,
Yohei OKADA
3
1市立千歳市民病院,整形外科
2済生会小樽病院,整形外科
3札幌医科大学医学部,整形外科
キーワード:
Total knee arthroplasty
,
Pre-cut technique
,
Navigation system
Keyword:
Total knee arthroplasty
,
Pre-cut technique
,
Navigation system
pp.85-90
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002429
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要旨:人工膝関節全置換術(TKA)におけるプレカット法は大腿骨後顆を先に一部骨切りすることで理想的な屈曲・伸展バランスの獲得を目指す手法である。プレカット法によって良好なバランスとmedial pivot pattern(MP)が得られると仮定し,posterior stabilized(PS)型TKAにおけるバーチャルギャップと術中キネマティクスをナビゲーションシステムによって評価した。対象はプレカット法でTKAを施行した32膝とした。機種はATTUNETM PS RP型(DePuy Synthes社)を使用した。バーチャルギャップとキネマティクスの評価項目としてMPおよび大腿骨内外側顆部の前後運動を計測した。インプラント設置後のバーチャルギャップは内外側ともに全可動域で均一な値を認めた。インプラント設置後にMPとなったものは合計16膝であった。大腿骨顆部の前後運動は中間屈曲位で内外側ともに軽度前方へ変位し,深屈曲位で外側が有意に後方へ変位した。プレカット法によって良好なバランスを獲得できたが,MPの獲得は半数であった。
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