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特集 整形外科におけるコンピュータ支援技術
ナビゲーションを用いた人工肩関節置換術
Navigation system in glenoid component placement for total shoulder arthroplasty
瓜田 淳
1
Atsushi URITA
1
1獨協医科大学,整形外科
キーワード:
Navigation system
,
Glenoid component placement
,
Total shoulder arthroplasty
Keyword:
Navigation system
,
Glenoid component placement
,
Total shoulder arthroplasty
pp.1091-1099
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002677
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要旨:人工肩関節置換術においてインプラントを正確な位置に設置することは良好な臨床成績および長期の耐久性において重要である。近年,関節窩インプラントを正確な位置に設置するために術前プランニングソフト,患者固有ガイド,ナビゲーションといった手術支援技術が開発され普及している。ナビゲーションは術前のCT情報に関節窩の三次元座標軸をレジストレーションすることでリアルタイムにリーミング量,設置位置,スクリュー方向を確認して関節窩インプラント設置を行うことができる。ナビゲーションを使用することで,術前プランニングした関節窩インプラントの設置位置により正確に設置することが可能となる。また,リバース型人工肩関節置換術ではベースプレート固定のスクリューをより長く刺入でき,安定した初期固定力が得られる。関節窩の骨欠損が大きな症例では,従来の方法では正確な設置位置の判断が難しいためナビゲーションは特に有用と考える。
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