Japanese
English
特集 骨端症の現状と実際
足部の骨端症の病態・診断と治療
Osteochondrosis of the foot
米田 梓
1
,
田中 康仁
1
Azusa YONEDA
1
1奈良県立医科大学,整形外科学教室
キーワード:
Freiberg infraction
,
Köhler disease
,
Sever disease
Keyword:
Freiberg infraction
,
Köhler disease
,
Sever disease
pp.1327-1332
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002292
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要旨:足部の代表的な骨端症として,Sever病,Köhler病,Freiberg病,Iselin病がある。Sever病は踵骨隆起の骨端症で,10歳前後の男児に好発する。Köhler病は舟状骨の骨端症で,3~7歳頃の男児に好発する。Freiberg病は中足骨骨頭の骨端症で,10歳台の女子に好発する。Iselin病は第5中足骨基部の骨端症で,10歳前後に好発する。Sever病とKöhler病は保存療法のみで予後良好な疾患である。Freiberg病は保存療法が無効である場合も多く,進行例では手術侵襲が大きく成績も不良となるため,早期診断と適切な治療選択が重要である。Iselin病は保存療法が奏功せず症状が残存する場合は,手術療法が必要となる場合もある。
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