臨床
テリパラチド連日投与中に連絡なく通院を中止した患者の中止理由についての検討
新美 塁
1
,
河野 稔文
,
竹内 博昭
,
西原 淳
,
河野 稔彦
,
須藤 啓広
1富田浜病院 整形外科
キーワード:
光子吸収分析
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
大腿骨頸
,
インタビュー
,
腰椎
,
Teriparatide
,
医療中止患者
,
アパシー
,
NTx Telopeptide
,
Procollagen Type I N-Terminal Peptide
,
ノンコンプライアンス
Keyword:
Femur Neck
,
Interviews as Topic
,
Lumbar Vertebrae
,
Osteoporosis
,
Patient Dropouts
,
Patient Compliance
,
Absorptiometry, Photon
,
Bone Density
,
Teriparatide
,
Apathy
,
Procollagen Type I N-terminal Peptide
,
Collagen Type I Trimeric Cross-Linked Peptide
pp.223-227
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2016167424
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当院でテリパラチド連日製剤を用いた治療中に通院が途絶え、中止に至った62例を対象に、その中止理由について検討した。その結果、中止理由は意欲低下が28例と最多で、次いで治療に関係しない体調不良を契機とした中止・転医が各8例、転居・通院困難・死亡が各4例、下痢2例、金銭的事情・家庭環境の変化1例の順であった。中止後も骨粗鬆症治療を受けていた症例は、死亡のために治療中止した4例を除く58例中5例(9%)であった。通院継続症例151例と通院中止症例を比較すると、両群間で中止理由や治療効果に有意差はみられなかった。
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