テリパラチド週2回製剤の24カ月の治療成績

24-months clinical results of twice-weekly injections of teriparatide

要旨：テリパラチド28.2μg週2回自己注射製剤（以下，週2回製剤）の24カ月の治療成績を検討した。対象は週2回製剤を24カ月投与した症例である。治療成績は腰椎骨密度（BMD）とtotal hip骨密度（BMD），骨代謝マーカー血清total P1NP（Ⅰ型プロコラーゲンN端末プロペプチド），血清TRACP-5b（血清骨型酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ）で検討した。24カ月の治療で腰椎BMDは平均7.7％増加し，total hip BMDは平均2.8％増加した。腰椎とtotal hip BMDは統計学的に有意に増加した。血清total P1NPは治療開始1，4カ月後には有意に増加し，24カ月では有意に低下した。血清TRACP-5bは治療開始12カ月と24カ月で有意に低下した。週2回製剤の24カ月の治療成績は良好であった。