両側距骨離断性骨軟骨炎に対し肋骨肋軟骨移植を行った1例

Autologus transplantation of costal osteochondral rib graft for osteochondritis dissecans of the talus；a case report

要旨：両側距骨離断性骨軟骨炎（OCD）に対し肋骨肋軟骨移植術を行った29歳男性の1例を経験した。両側距骨体部内側に骨軟骨障害を認め，肋骨肋軟骨を用いた骨軟骨修復術を行った。最終観察時，両側ともに症状なくスポーツ可能であった。距骨OCDに対する肋骨肋軟骨移植は軟骨表面形状を容易に成形でき，欠損部を一塊にして置換できるなどの利点も多く，有用な手術方法である。