整形外科手術 名人のknow-how
びまん性特発性骨増殖症(DISH)に伴う脊椎骨折に対する椎体終板貫通スクリューを用いた後方固定
-―Single or double endplates penetrating screw(SEPS/DEPS)法―
竹内 拓海
1
,
細金 直文
1
Takumi TAKEUCHI
1
1杏林大学,整形外科
pp.214-217
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002053
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近年の高齢化社会に伴い,骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral body fracture;OVF)は非常に多く,手術加療となることも少なくない。手術方法は侵襲の大きい後方骨切り矯正術から,比較的侵襲の小さい椎体形成術および経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw;PPS)による最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization;MISt),balloon kyphoplasty(BKP)など様々である。またその中でも,びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic skeletal hyperostosis;DISH)を合併したOVFは,椎体内の骨脆弱性や癒合椎体によるレバーアームにより,術式や固定範囲選択に難渋することが多い。
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