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特集 脊柱変形矯正の進歩
成人脊柱変形に対する術中CTナビゲーションを用いた側方経路腰椎椎体間固定術
Advantage and pitfall of LLIF procedure with O-armTM navigation
大場 哲郎
1
,
波呂 浩孝
1
Tetsuro OHBA
1
1山梨大学,整形外科
キーワード:
Adult spinal deformity
,
Lateral lumbar interbody fusion
,
Intraoperative three-dimensional computed tomography image-guided navigation
Keyword:
Adult spinal deformity
,
Lateral lumbar interbody fusion
,
Intraoperative three-dimensional computed tomography image-guided navigation
pp.153-156
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002030
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要旨:成人脊柱変形手術に対する脊椎矯正固定術に側方経路腰椎椎体間固定術(LLIF)が適応されている。われわれは,従来はC-armによる術中X線を用いたLLIFを施行してきたが,2016年以降,術中CTナビゲーションを用いている。本法の長所としてまず浮かぶことは,術者の被曝がないことや,術中C-armの操作が不要なため手術時間が短縮できることである。しかし,症例を重ねるうち,それ以外にも多くの長所をもつことがわかった。本稿では,術中C-armと術中CTナビゲーションの両方の手技を施行してきた経験から,本術式の長所とピットフォールについて検討した。長所として,アプローチを術前X線評価のもとに左右で選ぶことができる,ケージの挿入する位置を調整しやすい,ナビゲーションと神経モニタリングを同時に使用することでより安全なアプローチポイントを決定できることが挙げられる。またピットフォールとして,ナビゲーションのずれが起こりうることが挙げられる。
![](/cover/first?img=se.0000002030.png)
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