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特集 オンライン診療への取り組みと今後の展望
プライマリ・ケアにおけるオンライン診療の考え方
Japanese telemedicine based on primary-care perspectives
吉田 伸
1
Shin YOSHIDA
1
1頴田病院,総合診療科
キーワード:
Japanese telemedicine
,
Video consultation
,
Primary care
Keyword:
Japanese telemedicine
,
Video consultation
,
Primary care
pp.49-55
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002000
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要旨:日本では1997年より段階的に平時のオンライン診療が構築されており,かかりつけ患者の慢性疾患を主な対象としていた。その後2020年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い,時限措置である電話・オンライン診療が初診より認められるようになったが,初診からのオンライン診療に関してはまだ実施施設も少なく,前提となる医療情報や医師患者関係に加え,適切な症候,処方,対面診察への勧奨について各学会や厚生労働省から注意喚起がなされている。今後のオンライン診療については,初診では発熱・かぜ症状や自宅待機の新型コロナウイルス感染者の診療に,再診では生活習慣病や依存症のケアアクセスと生活指導の改善に,難治性疾患や希少疾患ではかかりつけ医と専門医のD to P with Dによる連携が期待されている。
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